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体育館や避難所等でおすすめ!2kg/㎡以下の超軽量天井SLC工法(吊り天井)で耐震化!

2022/09/26

2011年以降、防災の観点から体育館や避難所の吊り天井の耐震性が見直されたことをご存知ですか?
既存の吊り天井や新築の吊り天井で、落下によって重大な危害が生じるおそれがある天井は「特定天井」とされ、検証・落下防止対策が必要となっています。
そのため、特定天井に該当しない吊り天井の工法に注目が集まり、当社でも「超軽量天井SLC工法」の施工事例が増えています。

今回は「超軽量天井SLC工法」の工法や、特徴・メリットについて紹介します。
開発をした「旭ビルト工業株式会社」にもお話を伺ってまとめましたので、ぜひ参考にして下さい。

体育館や避難所等でおすすめ!2kg/㎡以下の超軽量天井SLC工法(吊り天井)で耐震化!

天井の耐震性と関わる「特定天井」とは

吊り天井の耐震性について、基準が見直されるきっかけとなったのが、2011年の東日本大震災です。
この地震では、津波被害だけでなく、吊り天井の落下などの被害も多く発生しています。
そのため、天井の落下や脱落の対策が課題となり、法整備が進められることになったのです。

特定天井の定義

特定天井は、天井の落下で重大な危害が生じるおそれがある天井です。
「特定」という言葉のとおり、特定の条件が定められています。

以下、国土交通省告示(※)より抜粋。

特定天井は、吊り天井であって、次の各号のいずれにも該当するものとする。

一 居室、廊下その他の人が日常立ち入る場所に設けられるもの
二 高さが6メートルを超える天井の部分で、その水平投影面積が200㎡を超えるものを含むもの
三 天井面構成部材等の単位面積質量(天井面の面積の1㎡当たりの質量をいう。以下同じ。)が2kg/㎡を超えるもの

(※)平成25年国土交通省告示第771号「特定天井及び特定天井の構造耐力上安全な構造方法を定める件」第2 特定天井

特定天井に該当したら?

上記のとおり、特定天井は「落下時の危険が高い」と想定される吊り天井が該当します。
体育館など、災害時の避難所になっている建物は特定天井が多いので、耐震化が急がれているものの、工事が追い付いていない施設があるのも現状です。
特定天井に該当した場合、どうなるのでしょうか?

検証を行った上で天井脱落を低減

特定天井に該当した場合は、耐震性の基準を満たしているか検証し、安全性を証明する必要があります。
検証は「仕様ルート」「計算ルート」「大臣認定ルート」の3種類。
いずれかのルートを適用し、検証を実施します(※詳細は下記図を参照)。
そして、必要に応じて天井脱落を低減するような対策を講じます。

(※)国土交通省「建築物における天井脱落対策の全体像(天井脱落対策の対象となる天井と検証ルート)」より

体育館や避難所等でおすすめ!2kg/㎡以下の超軽量天井SLC工法(吊り天井)で耐震化!

超軽量天井SLC工法とは

超軽量天井SLC工法は「旭ビルト工業株式会社」によって開発されました。
天井面の主要構成部材重量が2kg/㎡以下と超軽量なので、特定天井に該当しないのが大きな魅力です。

東日本大震災をきっかけに開発がスタート

2011年の東日本大震災の被害を受け、国土交通省が吊り天井の耐震基準について「特定天井」という基準を設けました。
しかし、避難所となる小中学校の体育館や武道館は、耐震基準を満たさない天井が多いのが現状でした。
その頃から、旭ビルト工業株式会社では、耐震性・安全性の高い超軽量天井SLC工法の開発がスタートしました。

天井は平米20kgを超える重量が一般的だったので、その重量の1/10以下とも言える「2kg/㎡以下」を実現するというのは、とても高いハードル。
その点をクリアできたのは、軽量で柔らかく、吸音性、断熱性に優れたグラスウールという素材のおかげ。
グラスウールの施工会社として実績を持つ旭ビルト工業株式会社だからこそ実現できた工法です。

旭ビルト工業株式会社はどんな会社?

旭ビルト工業株式会社は、昭和47年に創立。
断熱・吸音性能に優れたグラスウールを用いた断熱・防音工事のほか、S1工法、ウレタン吹付などの防露工事の施工を実施し、「快適な環境づくり」に一貫して取り組んでいる会社です。
現在は、体育館やイベントホールなど、大空間の耐震システム天井工事(SLC工法)も数多く実施し、2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、諸会場の内装工事も手掛けています。

超軽量天井SLC工法の特徴・魅力

超軽量天井SLC工法は、高い耐久性・耐震性能を持ち合わせた工法。
2kg/㎡以下かつ天井に必要な性能を保ち、壊れにくく落ちにくいという特徴を持ちます。

「地震時にゆがみにくく、大地震でも壊れにくい」「万が一壊れても、バラバラになって落下してくる可能性が非常に低い」という点も魅力。
グラスウール自体が柔軟性のある素材なので、もしも落下したとしても、危険性のリスクが低いのもメリットです。
また、体育館の天井として使用されることを想定し、バレーボール衝突実験も実施し、安全性を確認しています。

超軽量天井SLC工法は、意匠性の高さも特徴の一つ。
映画館やホールの天井に採用されている美しさとデザイン性の高さは、旭ビルト工業株式会社ならではの技術です。
また、旭ビルト工業が独自開発したグラスウール化粧板はデザインをプリントできるので、空間に合わせた天井デザインにすることが可能。
白・黒といったベーシックなカラーにもバリエーションがあり、ファブリック調や石目調を選ぶこともできるので、イメージに合った天井に仕上がります。

体育館や避難所等でおすすめ!2kg/㎡以下の超軽量天井SLC工法(吊り天井)で耐震化!

画像:旭ビルト工業株式会社 提供

※工法の詳細については、旭ビルト工業株式会社のホームぺージでご確認いただけます。

旭ビルト工業の超軽量天井SLC工法はこちら

超軽量天井SLC工法のメリット

当社、株式会社SEEDが超軽量天井SLC工法を採用しているのは、非常にメリットが多い工法だからです。
まずは「特定天井に該当しない=安全性が高い」「吸音性・断熱性・耐震性・耐久性が良高い」「意匠性が良い」という機能面。

そして、もう一つは施工性の良さです。
強度が強く軽いので扱いやすく、施工時の手間や負担が軽いのは大きな魅力。
超軽量天井SLC工法では、振れ止めを排除できる部分があるなど、工期短縮につながる仕様になっています。
施工がスピーディーな分コストダウンになっていますし、現場では「仕上がりがきれいで、満足している」という声が上がるほど、評価が高いです。
お客様にも施工側にも大きなメリットがあるので、「この工法をぜひ多くの人に知ってほしい」と感じるほど。
当社としておすすめできる工法です。

まとめ

今回は体育館や避難所等の天井におすすめの工法「超軽量天井SLC工法」について紹介しました。

  • 2kg/㎡以下で、特定天井に該当しない。
  • 安全性が高く、機能性・意匠性も優れている。
  • 施工性が良い。

このように、大きなメリットがある工法は、旭ビルト工業株式会社ならではのものだと実感しています。
天井の耐震化にふさわしい工法ですので、ぜひご検討下さい。

天井に関しては「耐震性・安全性を高めたい」「デザイン性を追求したい」「できるだけ短期間・低コストで施工してほしい」など、さまざまなご要望があると思います。
超軽量天井SLC工法はメリットが多いので、お客様のニーズにマッチしやすい工法です。
興味を持たれた方は、ぜひ超軽量天井SLC工法の実績豊富なSEEDにご相談下さい。

→軽量天井のことなら「株式会社SEED」にぜひお任せください!

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