お役立ちコラム
吸音板が快適な空間を作り出す!数々のメリットを紹介
SEEDは内装仕上げ工事の専門業者です。内装仕上げ次第で、建物の最終的な印象や使い勝手は大きく変わるため、用途に応じた仕上材や工法を選ばなければなりません。今回は、弊社の手掛ける工事をより皆様に理解していただけるよう、施工でよく利用する「吸音板」の特徴をご紹介します。
目次
吸音板は、人工繊維を板状に加工した製品
吸音板は、「ロックウール」という人口繊維を板状に加工した仕上材です。
ロックウールは、製鉄所の高炉から出る「溶融スラグ」を、繊維状に加工して作られます。鉄を作る時に必ず出る残りカスを、綿飴のように加工したものと考えていいでしょう。産業廃棄物を有効利用しているという点で、吸音板は環境に優しい建材だといえます。
もちろん、建材としての性能も抜群。断熱・不燃・吸音性能のすべてに優れ、安全かつ快適な空間を作り上げてくれます。
種類はいくつかありますが、基本的には表面に模様が付いた白い板です。中には、表面に凹凸のついた吸音板もあります。どのような場所でも通用するデザインで、性能も含めて非常にバランスがいいため、今後も多くの場所で使われていくでしょう。
吸音板を使えば快適な暮らしをサポートできる!
吸音板は、多くの優れた性能を持ち、私たちの暮らしをサポートしてくれます。
吸音板の主なメリットを見ていきましょう。
吸音性
残響音を抑えてノイズを軽減し、声を聞き取りやすくします。特に耳障りな中・高音域の音を抑えてくれるので、とても快適な空間になるでしょう。
また、声や音が外に漏れるのも防ぐことができます。
防火性
吸音板は、元が溶融スラグだけあって非常に燃えにくく、仮に燃焼しても有毒ガスをあまり発生させません。万が一の火災の時でも安心です。
断熱性
吸音板は、塩ビクロス貼りの石膏ボードを大きく上回る断熱性を持っています。室内外の熱の出入りを抑えることで、冷暖房の効率を高め、省エネ化を実現できるのです。
吸ホル性
一部の内装材に含まれているホルムアルデヒドは、アレルギーを誘発し、発がん性も指摘されている有害物質です。
吸音板はホルムアルデヒドを含まないのに加え、ホルムアルデヒドを吸着・無害化する性質があり、安全性の高い空間を実現します。
抗菌・消臭
抗菌・消臭加工が施されているため、清潔で快適な部屋を作れます。オフィスはもちろん、医療機関や介護施設などでは特におすすめです。
吸音板が実際に使われている施設
吸音板はその性能の高さにより、多くの施設で実際に使われています。有名所としては、東京都庁や京都の駅ビル。
さらに、大阪のTOHOシネマズなんばや、京阪電車の京橋駅でも使用されているのです。大勢の人が集まる重要施設で使われていることからも、吸音板の性能や安全性の高さは証明済みといっていいでしょう。
もちろん、一般のオフィスや施設にもおすすめできます。実際のところ、同僚の出すちょっとした音や話し声に、イラッとしてしまった経験のある方は多いのではないでしょうか。それほど大きくはなくても、一方的に聞こえてくる声や音はノイズであり、集中力を減退させるのです。逆に、重要な会議の内容が外に漏れてしまうケースもあるでしょう。
また、楽しいひと時を過ごしたいショップやレストランでも、周囲の雑音や残響音は鬱陶しいもの。吸音板は、こうした問題の解決に最適な仕上材なのです。そして、その施工を手掛ける内装工は、人々の悩みを解決する仕事だといえます。世の中に貢献したい方は、内装工を目指してみてはいかがでしょうか。
東京都江戸川区の株式会社SEEDでは、一緒に働く仲間を募集中です。大型商業施設の内装仕上工事をメインに手掛けており、大規模な現場の施工実績も豊富。
学歴や経験は不問で、未経験者もイチから育てます。資格の取得支援、初期装具の完全手配といたサポートも充実しておりますので、興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
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